
2026年にアドベントに参画し、パートナー/マネージング・ディレクター兼日本代表として東京オフィスを統括。
消費財およびヘルスケアセクターへの投資助言を提供し、これまで法人向け金融サービス、消費財、ヘルスケア、テクノロジーセクターにおいて、8件の投資案件を担当。
アドベント入社以前は、D Capitalのパートナーを務め、同社の投資委員会にも参画。
慶應義塾大学法学部卒。
日本での生活は、投資に対する見解にどのような影響を与えましたか?
日本での生活と仕事を通じて、持続可能で長期的な価値創造には、人とカルチャーが不可欠だという信念がさらに強まりました。調和と共通の目的意識が、日本における組織のあり方を形成しており、チームが共通のビジョンに向かって結束すると、成果は格段に向上します。私は投資家として、共有されたパーパスを損なう形で変革を押し付けることはできないと実感しました。最も持続的な価値は、内部から働きかけることで創出されます。組織のカルチャーを理解し、その組織の志を共有し、信頼と継続性をもって共に前進することが重要です。
アドベントのアプローチは、日本企業にどのように受け止められていると見ていますか?
日本では信頼性、長期的視点、業界専門性が極めて重視されています。アドベントのセクター特化型モデルと実直な企業文化は、こうした価値観とよく合致しています。日本チームの役割は、現地の慣習を尊重しながら、長期的な関係を築き、日本企業がグローバル市場や人材、ノウハウへアクセスできるよう支援することで、アドベントの強みを日本で真に機能する形で根付かせることです。
「日本では信頼性、長期的視点、業界専門性が極めて重視されています。アドベントのセクター特化型モデルと実直な企業文化は、こうした価値観とよく合致しています。」
半田智英
アドベント マネージング・ディレクター
これまでのキャリアを通じて、業界に最も大きな変化を感じる点、または変化が見られないと感じる点はありますか?
私がキャリアをスタートさせた当時、日本におけるプライベート・エクイティは、流動性を提供する存在として、まだ信頼を確立しつつある段階でした。その後、戦略的な支援、海外展開を支える資金、幅広いリソースなど、プライベート・エクイティがもたらす価値が可視化され、広く理解されるようになりました。こうした変化は、同業界が日本市場で積み重ねてきた着実な実績を反映しています。同時に、新たな参入が進み競争が激化する中で、各ファームには自らの役割を見つめなおし、進化を続ける姿勢がこれまで以上に求められています。
経営陣とはどのようにパートナーシップを築いていますか?
私は、経営陣を、キャリアにおいて最も重要な数年間を共に歩む、長期的なパートナーだと考えています。私たちのパートナーシップは、投資戦略や財務指標にとどまらず、個々の志や長期的な目標を企業の方向性と重ね合わせていくことにあります。初期段階から共通のビジョンの確立に取り組み、その後は、過度な介入ではなく、経営陣を尊重した権限委譲を重視しながら、成功に必要なリソース、人材、グローバルネットワークを確保できるよう支援していきます。